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禁足
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きんそく
ふりがな文庫
“
禁足
(
きんそく
)” の例文
うん、三万円ばかりさ。——こんな
可笑
(
おか
)
しなことはないというので、記事は禁止で、われわれ行員が全部疑われていたんだ。僕もお蔭で
禁足
(
きんそく
)
を
俘囚
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「三井の通い番頭とかいう隣家の夫婦者は、無論、
禁足
(
きんそく
)
を申しつけてありましょうな」
牢獄の花嫁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
其女
(
そのをんな
)
は
才
(
さい
)
も
働
(
はたら
)
き、
勉強
(
べんきやう
)
も
出来
(
でき
)
、
優
(
すぐ
)
れて
悧巧
(
りこう
)
な
質
(
たち
)
であつたが、
或時
(
あるとき
)
脊負揚
(
しよいあげ
)
のなかゝら
脱落
(
ぬけお
)
ちた
男
(
をとこ
)
の
文
(
ふみ
)
で、
其保護者
(
そのほごしや
)
の
親類
(
しんるゐ
)
の
細君
(
さいくん
)
に
感
(
かん
)
づかれ、一
時
(
じ
)
学校
(
がくかう
)
も
停
(
と
)
められて、
家
(
うち
)
に
禁足
(
きんそく
)
されてゐたが
背負揚
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
この日からみだりに戸外へ出ることは禁じられ、ことに
湖畔
(
こはん
)
の広場へは、絶対に
禁足
(
きんそく
)
が守られた。それはまるで冬ごもりのときのように、洞穴深くかくれて、不安の日を送りむかえるのだった。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
感電事件に居合せた浴客の男達も、陽吉の手当している間に、警官に堅く
禁足
(
きんそく
)
を命ぜられていた。後から飛び込んで来た近所の連中や通行人さえ、みんな留め置かれている。
電気風呂の怪死事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
「よし、直ぐゆく。乗客は
禁足
(
きんそく
)
しといたろうな」
省線電車の射撃手
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「よォし、では乗客を
禁足
(
きんそく
)
しとくんだぞ」
省線電車の射撃手
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
禁
常用漢字
小5
部首:⽰
13画
足
常用漢字
小1
部首:⾜
7画
“禁”で始まる語句
禁
禁厭
禁呪
禁物
禁裡
禁錮
禁制
禁闕
禁忌
禁裏