“きんそく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
禁足75.0%
窘束12.5%
緊束12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「三井の通い番頭とかいう隣家の夫婦者は、無論、禁足きんそくを申しつけてありましょうな」
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
故に我々の行為は必然の法則に由りて生じたるにせよ、我々はこれを知るが故にこの行為の中に窘束きんそくせられておらぬ。意識の根柢たる理想の方より見れば、この現実は理想の特殊なる一例にすぎない。
善の研究 (新字新仮名) / 西田幾多郎(著)
彼れ白痘はくとう満顔、広額尖頤せんい双眉そうび上に釣り、両頬下にぐ、鼻梁びりょう隆起、口角こうかく緊束きんそく、細目深瞳しんとう、ただ眼晴烱々けいけい火把たいまつの如きを見るのみ。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)