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神妙
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しんめう
ふりがな文庫
“
神妙
(
しんめう
)” の例文
三月
(
さんぐわつ
)
のはじめ、
御近所
(
ごきんじよ
)
のお
醫師
(
いしや
)
に
參
(
まゐ
)
つて、つゝましく、しをらしく、
但
(
たゞ
)
し
餘
(
あま
)
り
見榮
(
みばえ
)
のせぬ
男
(
をとこ
)
の
二
(
に
)
の
腕
(
うで
)
をあらはにして、
神妙
(
しんめう
)
に
種痘
(
しゆとう
)
を
濟
(
す
)
ませ
大阪まで
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
其方儀先年の恩義を忘れず文右衞門へ
金子
(
きんす
)
返報
(
へんぱう
)
致し候
志操
(
こゝろざし
)
神妙
(
しんめう
)
に思し召れ御褒美として青差五貫文下し置る有難く存ずべし
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
周三は
垂頭
(
うつむ
)
き加減で、默ツて、
神妙
(
しんめう
)
に聞いてゐたが、
突如
(
だしぬけ
)
に、「だが、其の
贅澤
(
ぜいたく
)
を行ツてゐた時分と、今と、何方が氣樂だと思ひます。」とぶしつけに
訊
(
たづ
)
ねる。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
其の弟子
八五
成光
(
なりみつ
)
なるもの、興義が
八六
神妙
(
しんめう
)
をつたへて
八七
時に名あり。
八八
閑院の
殿
(
との
)
の
八九
障子
(
しやうじ
)
に
鶏
(
にはとり
)
を
画
(
ゑが
)
きしに、生ける
鶏
(
とり
)
この絵を見て
蹴
(
け
)
たるよしを、
九〇
古き物がたりに
載
(
の
)
せたり。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
「へエ——、本當に縛つて構ひませんか。やい女、
神妙
(
しんめう
)
にせいツ」
銭形平次捕物控:107 梅吉殺し
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
仰付られしが一同とも
神妙
(
しんめう
)
に致し居る樣申付くべしとの言葉に三人は
平伏
(
へいふく
)
して御意の趣き
委細
(
ゐさい
)
承知仕れり
實
(
まこと
)
に月に
浮雲
(
うきくも
)
の
障
(
さは
)
り花に
暴風
(
ばうふう
)
の
憂
(
うれ
)
ひ天下の御爲忠義を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「野郎ツ、
神妙
(
しんめう
)
にしやがれツ」
銭形平次捕物控:196 三つの死
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
其方共儀新藤市之丞外萬事
世話
(
せわ
)
致し候段
神妙
(
しんめう
)
に
思
(
おぼ
)
し
召
(
めさ
)
れ御褒美として白銀十枚ヅツ下し置る有難く存ずべし
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「
神妙
(
しんめう
)
にせい、お辰」
銭形平次捕物控:144 茶碗割り
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
神妙
(
しんめう
)
にせい」
銭形平次捕物控:277 和蘭の銀貨
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“神妙”の意味
《名詞》
神妙(しんみょう)
不思議なこと。霊妙。
健気なこと。殊勝なこと。
おとなしいこと。素直なこと。
(出典:Wiktionary)
神
常用漢字
小3
部首:⽰
9画
妙
常用漢字
中学
部首:⼥
7画
“神妙”で始まる語句
神妙者
神妙々々