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砂丘
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すなやま
ふりがな文庫
“
砂丘
(
すなやま
)” の例文
帰京は午後と定めて、午前の暖かく風なき
間
(
ま
)
を運動にと、武男は浪子と打ち連れて、別荘の裏口よりはらはら松の
砂丘
(
すなやま
)
を過ぎ、浜に
出
(
い
)
でたり。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
北海に
浜
(
ひん
)
する国にとりては敵国の艦隊よりも恐るべき
砂丘
(
すなやま
)
は、戦闘艦ならずして緑の樅の林をもって、ここにみごとに撃退されたのであります。
デンマルク国の話:信仰と樹木とをもって国を救いし話
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
しばらくの
間
(
あいだ
)
私
(
わたくし
)
は
全
(
まった
)
くすべてを
打忘
(
うちわす
)
れて、
砂丘
(
すなやま
)
の
上
(
うえ
)
に
立
(
た
)
ち
尽
(
つく
)
して、つくづくと
見惚
(
みと
)
れて
了
(
しま
)
ったのでございました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
北海沿岸特有の
砂丘
(
すなやま
)
は海岸近くに喰い止められました、
樅
(
もみ
)
は根を地に張りて襲いくる
砂塵
(
すなほこり
)
に対していいました
デンマルク国の話:信仰と樹木とをもって国を救いし話
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
『
何
(
なに
)
やら
由井
(
ゆい
)
ヶ
浜
(
はま
)
らしい
景色
(
けしき
)
である……。』
私
(
わたくし
)
はそんなことを
考
(
かんが
)
えながら、
格別
(
かくべつ
)
険
(
けわ
)
しくもないその
砂丘
(
すなやま
)
を
登
(
のぼ
)
りつめましたが、さてそこから
前面
(
ぜんめん
)
を
見渡
(
みわた
)
した
時
(
とき
)
に
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
▼ もっと見る
砂丘
(
すなやま
)
のすぐ
真下
(
ました
)
が、えも
言
(
い
)
われぬ
美
(
うつく
)
しい
一
(
ひと
)
ツの
入江
(
いりえ
)
になっているのではありませぬか!
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
“砂丘”の意味
《名詞》
風が砂を運び、それが堆積することで生じた丘のこと。
(出典:Wiktionary)
“砂丘”の解説
砂丘(さきゅう)とは、風によって運ばれた砂が堆積してできた丘状の地形である。
なお、波の力により砂が堆積した地形は「岸堤」と呼ばれる。
(出典:Wikipedia)
砂
常用漢字
小6
部首:⽯
9画
丘
常用漢字
中学
部首:⼀
5画
“砂”で始まる語句
砂
砂利
砂漠
砂礫
砂塵
砂埃
砂糖
砂煙
砂地
砂金