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石上
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いそのかみ
ふりがな文庫
“
石上
(
いそのかみ
)” の例文
五番
(
ごばん
)
めの
石上
(
いそのかみ
)
の
中納言
(
ちゆうなごん
)
は
燕
(
つばめ
)
の
子安貝
(
こやすがひ
)
を
獲
(
と
)
るのに
苦心
(
くしん
)
して、いろ/\と
人
(
ひと
)
に
相談
(
そうだん
)
して
見
(
み
)
た
後
(
のち
)
、ある
下役
(
したやく
)
の
男
(
をとこ
)
の
勸
(
すゝ
)
めにつくことにしました。
竹取物語
(旧字旧仮名)
/
和田万吉
(著)
と申しました。この大刀の名はサジフツの神、またの名はミカフツの神、またの名はフツノミタマと言います。今
石上
(
いそのかみ
)
神宮にあります。
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
天皇は
大和
(
やまと
)
の
石上
(
いそのかみ
)
の
広高宮
(
ひろたかのみや
)
へお移りになり、皇后には
雄略天皇
(
ゆうりゃくてんのう
)
のお子さまの
春日大郎女
(
かすがのおおいらつめ
)
とおっしゃる方をお立てになりました。
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
石上
(
いそのかみ
)
麻呂や藤原不比等らが現れるまでの臣下の大臣の空白時代に当っていて、彼が右大臣の時も左大臣の時も臣下唯一の大臣、最高の重臣だった。
安吾の新日本地理:10 高麗神社の祭の笛――武蔵野の巻――
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
天平勝宝五年正月四日、
石上
(
いそのかみ
)
朝臣
宅嗣
(
やかつぐ
)
の家で祝宴のあった時、大膳大夫
道祖王
(
ふなとのおおきみ
)
が此歌を作った。初句、「あらたしき」で
安良多之
(
アラタシ
)
の仮名書の例がある。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
▼ もっと見る
井上通泰氏が小出氏とお心安かったのは、
嗜好
(
しこう
)
が同じだったからかも知れません。井上氏も棒をお遣いになって、その御秘蔵の棒に
石上
(
いそのかみ
)
という名を附けられたと聞きました。
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
石上
(
いそのかみ
)
ふりにし妹が園の梅見れどもあかず妹が園の梅
墨汁一滴
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
天皇はその女の言うとおりになすって、ご無事に
大和
(
やまと
)
へおはいりになり、
石上
(
いそのかみ
)
の
神宮
(
じんぐう
)
へお着きになって、仮にそこへおとどまりになりました。
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
大伴
(
おほとも
)
の
大納言
(
だいなごん
)
には
龍
(
たつ
)
の
首
(
くび
)
についてゐる
五色
(
ごしき
)
の
玉
(
たま
)
、
石上
(
いそのかみ
)
の
中納言
(
ちゆうなごん
)
には
燕
(
つばめ
)
のもつてゐる
子安貝
(
こやすがひ
)
一
(
ひと
)
つといふのであります。
竹取物語
(旧字旧仮名)
/
和田万吉
(著)
石上
(
いそのかみ
)
卿の、「ここにして家やもいづく白雲の棚引く山を越えて来にけり」(巻三・二八七)の例がある。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
また
鳥取
(
ととり
)
の
河上
(
かわかみ
)
の宮においでになつて大刀一千
振
(
ふり
)
をお作りになつて、これを
石上
(
いそのかみ
)
の
神宮
(
じんぐう
)
にお
納
(
おさ
)
めなさいました。そこでその宮においでになつて河上部をお定めになりました。
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
穴穂王
(
あなほのみこ
)
は、おあにいさまの
軽皇子
(
かるのおうじ
)
を島流しにおしになった後、第二十代の
安康天皇
(
あんこうてんのう
)
としてお立ちになり、
大和
(
やまと
)
の
石上
(
いそのかみ
)
の
穴穂宮
(
あなほのみや
)
へおひき移りになりました。
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
石
常用漢字
小1
部首:⽯
5画
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“石上”で始まる語句
石上乙麻呂
石上私淑言
石上卿
石上豊庭
石上麻呂
石上左伝次