“いそのかみ”の漢字の書き方と例文
カタカナ:イソノカミ
語句割合
石上100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
石上いそのかみ麻呂や藤原不比等らが現れるまでの臣下の大臣の空白時代に当っていて、彼が右大臣の時も左大臣の時も臣下唯一の大臣、最高の重臣だった。
天平勝宝五年正月四日、石上いそのかみ朝臣宅嗣やかつぐの家で祝宴のあった時、大膳大夫道祖王ふなとのおおきみが此歌を作った。初句、「あらたしき」で安良多之アラタシの仮名書の例がある。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
井上通泰氏が小出氏とお心安かったのは、嗜好しこうが同じだったからかも知れません。井上氏も棒をお遣いになって、その御秘蔵の棒に石上いそのかみという名を附けられたと聞きました。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)