みん)” の例文
代助は昨夕ゆふべの夢を此所こゝ辿たどつてて、睡みん覚醒かくせいとのあひだつなぐ一種の糸を発見した様な心持がした。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
晩餐をわりてみんく、少焉しばらくありて眼覚めさむれば何ぞはからん、全身あめうるをうて水中におぼれしが如し、しうすでに早くむ、皆わらつて曰く君の熟睡うらやむにへたりと、之より雨益はなはだしく炉辺ろへんながれて河をなし
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)