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相会
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あいかい
ふりがな文庫
“
相会
(
あいかい
)” の例文
旧字:
相會
正義の巨人と、邪悪の怪人とは、ここに三たび
相会
(
あいかい
)
した。四つの目が、焔をはいて睨み合った。室内に、名状し難き殺気がみなぎり渡った。
魔術師
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
車の通ずる
処
(
ところ
)
までは、
最
(
も
)
う自動車が来て待つて居て、やがて、
相会
(
あいかい
)
すると、
或
(
ある
)
時間までは
附添
(
つきそ
)
つて
差支
(
さしつか
)
へない女弟子の口から、
真先
(
まっさき
)
に予言者の不思議が
漏
(
も
)
れた。
伯爵の釵
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
諸君にも必ず何か楽しむ所、志す所のものあるべし。折々は
相会
(
あいかい
)
して之を語り之を論ずるこそ面白けれ。
人生の楽事
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
「君らは自分以上な者を敬うことを知らないのか。思うに、
天罡星
(
てんこうせい
)
が
相会
(
あいかい
)
する重大な機運が来ているものと思う。諸君の望むわたくしの成敗などはゆるされない」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
其処で村の人達は
相会
(
あいかい
)
して、これには何か不思議な仔細があるのであろうと
議結
(
ぎけつ
)
をして
小祠
(
やしろ
)
を大きな合歓の木の下に
建立
(
こんりつ
)
して、どうかこの村に何事の
祟
(
たたり
)
もないように
稚子ヶ淵
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
すなわち個々の生産期の
境目
(
さかいめ
)
に際し、生死二つの世界の霊魂の、系統を同じくするものが
相会
(
あいかい
)
して、歌舞饗宴の悦楽を共にしようとしたことは、数多くの民族を通じて
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
両巨人、互に綿々たる
深讎
(
しんしゅう
)
を含むと
雖
(
いえど
)
も、何等か一脈の相通ずるものがあって、表面上は、旧知の
相会
(
あいかい
)
せるが如く、さも親しげに話し合っている。
黄金仮面
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
向島を見る私は安政
三
(
五
)
年、江戸に出て来て、
只
(
ただ
)
酒が好きだから
所謂
(
いわゆる
)
口腹
(
こうふく
)
の奴隷で、家にない時は飲みに行かなければならぬ、朋友
相会
(
あいかい
)
すれば飲みに行くと
云
(
い
)
うような事は、ソリャ
為
(
し
)
て居るけれども
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
相
常用漢字
小3
部首:⽬
9画
会
常用漢字
小2
部首:⼈
6画
“相”で始まる語句
相
相手
相違
相応
相撲
相好
相談
相槌
相貌
相模