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男松
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おまつ
ふりがな文庫
“
男松
(
おまつ
)” の例文
梅
(
うめ
)
の
精
(
せい
)
の
次
(
つ
)
ぎに
私
(
わたくし
)
が
目
(
め
)
をとめたのは、
松
(
まつ
)
の
精
(
せい
)
で、
男松
(
おまつ
)
は
男
(
おとこ
)
の
姿
(
すがた
)
、
女松
(
めまつ
)
は
女
(
おんな
)
の
姿
(
すがた
)
、どちらも
中年者
(
ちゅうねんしゃ
)
でございました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
チャンと
済
(
すま
)
して
貰
(
もら
)
い
度
(
た
)
しと無慈悲の借金取めが朝に晩にの
掛合
(
かけあい
)
、返答も力
無
(
な
)
や
男松
(
おまつ
)
を離れし
姫蔦
(
ひめづた
)
の、
斯
(
こう
)
も世の風に
嬲
(
なぶ
)
らるゝ
者
(
もの
)
かと
俯
(
うつむ
)
きて、横眼に
交張
(
まぜば
)
りの、
袋戸
(
ふくろど
)
に
広重
(
ひろしげ
)
が絵見ながら
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
表面は
夜凪
(
よなぎ
)
のとおり無事平穏に天神岸からともづなを解いた二百石船——淀の水勢に押されて川口までは
櫓櫂
(
ろかい
)
なしだが、
難波
(
なにわ
)
橋をくぐり
堂島川
(
どうじまがわ
)
を下って、いよいよ阿州屋敷の
女松
(
めまつ
)
男松
(
おまつ
)
鳴門秘帖:04 船路の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
すくすくと伸びて見えるのは寮の裏にあたる
男松
(
おまつ
)
女松
(
めまつ
)
、そこから吹き込んでくる朝の
涼風
(
すずかぜ
)
は、まだ起きもやらぬ長廊下をそよそよと流れて、奥の数寄屋に見える水色の
絽蚊帳
(
ろがや
)
を波うたせていた。
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
男
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
松
常用漢字
小4
部首:⽊
8画
“男”で始まる語句
男
男女
男子
男振
男児
男妾
男衆
男爵
男性
男達