“おまつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
男松57.1%
於松28.6%
阿松14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
チャンとすましてもらしと無慈悲の借金取めが朝に晩にの掛合かけあい、返答も力男松おまつを離れし姫蔦ひめづたの、こうも世の風になぶらるゝものかとうつむきて、横眼に交張まぜばりの、袋戸ふくろど広重ひろしげが絵見ながら
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
ぽろぽろと泣いて顔をそむける傅役もりやくの二人を、於松おまつは見てもいなかった。聞くと共に、おどり上がらぬばかり手を打って
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
姨のむすめ阿松おまつは年が十七で、そんなに悪い女じゃないのです、もしまことにできないなら、阿松が毎日園亭あずまやにくるのです、その前に待ってて、御覧になったらどうです
嬌娜 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)