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生先
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おひさき
ふりがな文庫
“
生先
(
おひさき
)” の例文
夕飯の後、まだ宿直室に話しこんで、例の愚痴の多い性質から、
生先
(
おひさき
)
長い二人に笑はれて居るうちに、壁の上の時計は八時打ち、九時打つた。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
白洲を下がる子供等を見送つて、佐佐は太田と稻垣とに向いて、「
生先
(
おひさき
)
の恐ろしいものでござりますな」と云つた。
最後の一句
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
其児が人一倍
悪戯
(
わるさ
)
に
長
(
た
)
けて、横着で、時にはその
生先
(
おひさき
)
が危まれる様な事まで
為出
(
しで
)
かす為には違ひないが、一つは渠の性質に、
其麽
(
そんな
)
事をして或る感情の満足を求めると言つた様な
点
(
ところ
)
があるのと、又
足跡
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
知
(
し
)
らぬ
心
(
こヽろ
)
に
恨
(
うら
)
みもせん
憎
(
に
)
くみもせん、
其
(
その
)
憎
(
に
)
くまるヽを
本望
(
ほんまう
)
にての
處爲
(
しよゐ
)
、
貰
(
もら
)
ひし
文
(
ふみ
)
は
何處
(
どこ
)
までも
惜
(
を
)
しきに、
封
(
ふう
)
こそ
切
(
き
)
らぬ
手文庫
(
てぶんこ
)
に
秘
(
ひ
)
めて、一
生
(
しやう
)
の
際
(
きは
)
までは
友
(
とも
)
とせん
心
(
こヽろ
)
、さりとては
我
(
わ
)
れ
生先
(
おひさき
)
のある
身
(
み
)
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
先
常用漢字
小1
部首:⼉
6画
“生”で始まる語句
生
生命
生憎
生活
生涯
生々
生垣
生物
生温
生死