あき)” の例文
この人に寿ことほぎあって、今すこし生きぬいたらば、自分から脱皮し、因襲をかなぐりすてて、大きな体得を、苦悩の解脱げだつを、あきらかに語ったかもしれないだろうに——
九条武子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
高御座たかみくら輝き満つ、日の御座みくらただ照り満つ。御剣や御光添ひ、御璽みしるしやいや栄えに、数多かずさはの御鏡や勾玉や、さやさやし御茵みしとねや、照り足らはせ。大君。我が大君。あきかみ
(新字旧仮名) / 北原白秋(著)
天皇が「あきかみ」といわれたことの遠い淵源と歴史的の由来とはここにあるのであろうが、しかし今日に知られている時代の思想としては、政治的君主としての天皇の地位に宗教的性質がある
大君、我が大君、あきかみ、神ゆゑに、雲のの照る日の光 りてますかも。
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
それはこの政治的君主があきかみといわれていることを示すものであった。
大君、我が大君、あきかみ、神ゆゑに、雲のの照る日の光、りてますかも。
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
あきつ神我が大君は朝に夜に通ひわたらすと皇子みこますと
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
あきつ神我が大君は朝に夜に通ひわたらすと皇子みこますと
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)