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狂乱
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きょうらん
ふりがな文庫
“
狂乱
(
きょうらん
)” の例文
旧字:
狂亂
問『では
今
(
いま
)
までただお
姿
(
すがた
)
を
見
(
み
)
せないという
丈
(
だけ
)
で、あなた
様
(
さま
)
は
私
(
わたくし
)
の
狂乱
(
きょうらん
)
の
状態
(
じょうたい
)
を
蔭
(
かげ
)
からすっかり
御覧
(
ごらん
)
になっては
居
(
お
)
られましたので……。』
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
私
(
わたし
)
は、ロボが
狂乱
(
きょうらん
)
しているのを知ったから、いよいよわなを要所要所にかけておいた。一度はたしかにその一つにひっかかったが、ロボはそれをねじ切って
逃
(
に
)
げた。
動物物語 狼の王ロボ
(新字新仮名)
/
アーネスト・トンプソン・シートン
(著)
それは
後悔
(
こうかい
)
でもあり、
自嘲
(
じちょう
)
でもあり、
怒
(
いか
)
りでもあった。かれは浴室に立ちこめた
濃
(
こ
)
い
湯気
(
ゆげ
)
の中にじっと
裸身
(
らしん
)
を
据
(
す
)
え、ながいこと、だれの眼にも見えない
孤独
(
こどく
)
の
狂乱
(
きょうらん
)
を演じていたのである。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
あなたの
帰幽
(
きゆう
)
当時
(
とうじ
)
の、あの
烈
(
はげ
)
しい
狂乱
(
きょうらん
)
と
執着
(
しゅうじゃく
)
……とても
私
(
わたくし
)
などの
手
(
て
)
に
負
(
お
)
えたものではありませぬ。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
“狂乱”の意味
《名詞》
狂乱(きょうらん)
心が狂ったようになり、取り乱すこと。
(比喩)極めて異常なこと。
(歌舞伎)狂人が舞い狂う所作。
(出典:Wiktionary)
狂
常用漢字
中学
部首:⽝
7画
乱
常用漢字
小6
部首:⼄
7画
“狂”で始まる語句
狂
狂人
狂気
狂犬
狂言
狂奔
狂氣
狂瀾
狂喜
狂歌