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犬殺
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いぬころ
ふりがな文庫
“
犬殺
(
いぬころ
)” の例文
もし、このまま
犬殺
(
いぬころ
)
しに
引
(
ひ
)
き
渡
(
わた
)
してしまったら、ジャックはどんなに
自分
(
じぶん
)
をうらむかしれない。よし、
助
(
たす
)
けてやろうと、
決心
(
けっしん
)
しました。
花の咲く前
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
家
(
うち
)
の飼犬が知らぬ
間
(
ま
)
に
何処
(
どこ
)
へか行ってしまった。
犬殺
(
いぬころ
)
しにやられたのだとも云うし、又、いい犬だったから、人が盗んで連れて行ったのだとも、議論はまちまちであった。
狐
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
みんなが、そう
疑
(
うたが
)
うのも、
無理
(
むり
)
はありません。
昔
(
むかし
)
から、
犬殺
(
いぬころ
)
しにつれられていって、
帰
(
かえ
)
ってきた
犬
(
いぬ
)
は、めったにないからです。
ペスをさがしに
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
平常
(
ふだん
)
、かわいがっていながら、ペスが、
犬殺
(
いぬころ
)
しに、つれられていったと
知
(
し
)
っても、もらいにいってやらぬというのは、なんたる
不人情
(
ふにんじょう
)
なことだろう。
ペスをさがしに
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
あちらで、しきりに
犬
(
いぬ
)
の
遠
(
とお
)
ぼえをする
声
(
こえ
)
がしていました。
犬殺
(
いぬころ
)
しが
近
(
ちか
)
づいてきたのを
警戒
(
けいかい
)
して、
仲間
(
なかま
)
に
知
(
し
)
らせているのです。
幸吉
(
こうきち
)
は、すぐに
裏手
(
うらて
)
へまわりました。
花の咲く前
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
「ジャックの
奴
(
やつ
)
、うまく
物置
(
ものおき
)
へ
入
(
い
)
れて
閉
(
し
)
めてしまった。いまに
犬殺
(
いぬころ
)
しがきたら
引
(
ひ
)
き
渡
(
わた
)
してくれるのだ。」といいました。
幸吉
(
こうきち
)
は、これをきくと、どきっとしました。
花の咲く前
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「ほんとうに、そうだな。すぐにわかったら、もらいにいってやればいいに、
印刷屋
(
いんさつや
)
でも、うちでも、まただれも、
犬殺
(
いぬころ
)
しにつれられていったぎり、もらいにいってやらなかったのは
悪
(
わる
)
いと
思
(
おも
)
う。」
ペスをさがしに
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
犬
常用漢字
小1
部首:⽝
4画
殺
常用漢字
小5
部首:⽎
10画
“犬”で始まる語句
犬
犬神人
犬神
犬吠
犬死
犬蓼
犬張子
犬追物
犬小屋
犬公方