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犢牛
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こうし
ふりがな文庫
“
犢牛
(
こうし
)” の例文
「ははあ、毎朝暗いうちから、山荘の裏のほうで、
犢牛
(
こうし
)
がうなるような声がしていると思うたら、おまえたちか」
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
只一つの心当りにしている
客機
(
かくざん
)
(宿屋)をやっと見つけ出すとその
院内
(
なか
)
へずっと進んだ、すると院内にごろごろしていた
犢牛
(
こうし
)
のような野良犬が一番に吠えながら私をとりまく
怪談
(新字新仮名)
/
平山蘆江
(著)
此
(
この
)
島
(
しま
)
は、
遠
(
とほ
)
くから
望
(
のぞ
)
むと、
恰
(
あだか
)
も
犢牛
(
こうし
)
の
横
(
よこたは
)
つて
居
(
を
)
る
樣
(
やう
)
な
形
(
かたち
)
で、
其
(
その
)
面積
(
めんせき
)
も
餘程
(
よほど
)
廣
(
ひろ
)
い
樣
(
やう
)
だ。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
われは
秣草
(
まぐさ
)
をうんと喰らつた
犢牛
(
こうし
)
のやうに肥え太つてけつかる
風は草木にささやいた:01 風は草木にささやいた
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
名
(
な
)
は
稻妻
(
いなづま
)
といつて、
櫻木大佐
(
さくらぎたいさ
)
の
秘藏
(
ひぞう
)
の
犬
(
いぬ
)
の
由
(
よし
)
、
形
(
かたち
)
は
犢牛
(
こうし
)
程
(
ほど
)
巨大
(
おほき
)
く、
毛
(
け
)
の
眞黒
(
まつくろ
)
な、
尾
(
を
)
のキリヽと
卷上
(
まきあが
)
つた、
非常
(
ひじやう
)
に
逞
(
たく
)
ましき
犬
(
いぬ
)
で、それが
痛
(
ひど
)
く
日出雄少年
(
ひでをせうねん
)
の
氣
(
き
)
に
入
(
い
)
つて、
始終
(
しじゆう
)
『
稻妻
(
いなづま
)
や/\。』と
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
犢
漢検1級
部首:⽜
19画
牛
常用漢字
小2
部首:⽜
4画
“犢”で始まる語句
犢
犢鼻褌
犢皮
犢子
犢肉
犢料理