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無情
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なさけな
ふりがな文庫
“
無情
(
なさけな
)” の例文
恐
(
おそ
)
らく
私
(
わたくし
)
の
想像
(
さうぞう
)
は
誤
(
あやま
)
るまい、
實
(
じつ
)
に
天
(
てん
)
の
禍
(
わざはひ
)
は
人間
(
にんげん
)
の
力
(
ちから
)
の
及
(
およ
)
ぶ
處
(
ところ
)
ではないが、
今更
(
いまさら
)
斯
(
かゝ
)
る
災難
(
さいなん
)
に
遭
(
あ
)
ふとは、
實
(
じつ
)
に
無情
(
なさけな
)
い
次第
(
しだい
)
です。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
こは父君
存生
(
ぞんしょう
)
の頃よりつねに二、三百の金はかし
置
(
おき
)
たる人なる上、しかも商法手広く表をうる人にさへあれば、はじめてのこととて
無情
(
なさけな
)
くはよもとかゝりしなり。
樋口一葉
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
段右衞門に申
聞
(
きけ
)
よと有ければお文は
發
(
はつ
)
と
平伏
(
へいふく
)
なし
頓
(
やが
)
て段右衞門に向ひ
貴殿
(
おまへ
)
は
夫
(
をつと
)
三五郎とは
兄弟
(
きやうだい
)
同樣
(
どうやう
)
にして何事に
依
(
よら
)
ず善惡共に相談相手なれば
其方
(
そなた
)
の惡事も
隱
(
かく
)
して
遣
(
やり
)
何
(
なに
)
かにつけ夫は心配して居る程のことなるに
如何
(
いか
)
なる
遺恨
(
ゐこん
)
が有て
無情
(
なさけな
)
くも夫を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
無
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
情
常用漢字
小5
部首:⼼
11画
“無情”で始まる語句
無情の牡鹿は戯るる