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漁人
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ぎよじん
ふりがな文庫
“
漁人
(
ぎよじん
)” の例文
椎谷の好事家通りかゝり、是を見てたゞならぬ木とおもひ
熟視
(
よく/\みる
)
に、
蛾眉山下※
(
がびさんかのはし
)
といふ五大字刻しありしをもつてかの国の物とおもひ、
漁人
(
ぎよじん
)
には
薪
(
たきゞ
)
を
与
(
あた
)
へて
乞
(
こ
)
ひうけけるとぞ。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
祥瑞
(
しよんずゐ
)
の
江村
(
かうそん
)
は暮れかかつた。
藍色
(
あゐいろ
)
の柳、藍色の橋、藍色の
茅屋
(
ばうをく
)
、藍色の水、藍色の
漁人
(
ぎよじん
)
、藍色の
芦荻
(
ろてき
)
。——すべてが
稍
(
やや
)
黒ずんだ藍色の底に沈んだ時、忽ち
白々
(
しらしら
)
と舞ひ
上
(
あが
)
るお前たち三羽の翼の色。
動物園
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
今
(
いま
)
は
漁人
(
ぎよじん
)
となつて
餘命
(
よめい
)
を
送
(
おく
)
るといへども、
何日
(
いつか
)
は
身
(
み
)
の
罪
(
つみ
)
を
償
(
あがな
)
うて
再
(
ふたゝ
)
び
鬼桃太郎
(旧字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
椎谷の好事家通りかゝり、是を見てたゞならぬ木とおもひ
熟視
(
よく/\みる
)
に、
蛾眉山下※
(
がびさんかのはし
)
といふ五大字刻しありしをもつてかの国の物とおもひ、
漁人
(
ぎよじん
)
には
薪
(
たきゞ
)
を
与
(
あた
)
へて
乞
(
こ
)
ひうけけるとぞ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
苅羽郡
(
かりはこほり
)
(越後)
椎谷
(
しひや
)
の
漁人
(
ぎよじん
)
(椎谷は堀侯の御封内なり)ある日椎谷の海上に
漁
(
すなどり
)
して一木の流れ
漂
(
たゞよ
)
ふを見て薪にせばやとて
拾
(
ひろ
)
ひ取て家にかへり、水を
乾
(
かわか
)
さんとて
庇
(
ひさし
)
に立寄おきしを
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
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苅羽郡
(
かりはこほり
)
(越後)
椎谷
(
しひや
)
の
漁人
(
ぎよじん
)
(椎谷は堀侯の御封内なり)ある日椎谷の海上に
漁
(
すなどり
)
して一木の流れ
漂
(
たゞよ
)
ふを見て薪にせばやとて
拾
(
ひろ
)
ひ取て家にかへり、水を
乾
(
かわか
)
さんとて
庇
(
ひさし
)
に立寄おきしを
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
漁
常用漢字
小4
部首:⽔
14画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“漁”で始まる語句
漁
漁師
漁夫
漁火
漁場
漁舟
漁村
漁船
漁業
漁撈