“添(そゆ)” の例文
嬋娟哥妓(うつくしきげいしや)袖をつらね、素手(そしゆ)弄糸(いとをろうし)朱唇(しゆしん)謡曲(きよくをうたふ)迦陵頻伽(かりやうびんが)の声(こゑ)、外面如𦬇(げめんによぼさつ)の色(いろ)興(きやう)を添(そゆ)れば、地獄谷(ぢごくだに)遽然(たちまち)極楽世界(ごくらくせかい)となれり。
盡す樣子是(これ)天晴(あつぱれ)の若者なり此者を貰(もら)ひ受て我養子となし無刀流の劔法を傳授(でんじゆ)せば虎(とら)の翼(つばさ)を添(そゆ)るが如く古今無双の名人と成べし我が流儀(りうぎ)を後世に殘すは是に増たる事あらじ幸ひ兄は親の家督(かとく)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
嬋娟哥妓(うつくしきげいしや)袖をつらね、素手(そしゆ)弄糸(いとをろうし)朱唇(しゆしん)謡曲(きよくをうたふ)迦陵頻伽(かりやうびんが)の声(こゑ)、外面如𦬇(げめんによぼさつ)の色(いろ)興(きやう)を添(そゆ)れば、地獄谷(ぢごくだに)遽然(たちまち)極楽世界(ごくらくせかい)となれり。