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添臥
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そいぶし
ふりがな文庫
“
添臥
(
そいぶし
)” の例文
していた身には、私のような田舎者はきっとお嫌いでしょう。かの御所などでは、なんの中将とかなんの宰相とかいう方と
添臥
(
そいぶし
)
を
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
浪の音には
馴
(
な
)
れた身も、
鶏
(
とり
)
の
音
(
ね
)
に驚きて、
児
(
こ
)
と
添臥
(
そいぶし
)
の夢を破り、
門
(
かど
)
引
(
ひ
)
きあけて
隈
(
くま
)
なき月に虫の音の
集
(
すだ
)
くにつけ、夫恋しき
夜半
(
よわ
)
の頃、
寝衣
(
ねまき
)
に露を置く事あり。
海異記
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
文治郎元より一命を
抛
(
なげう
)
っても人の為だ、
私
(
わし
)
がお前と一度でも
添臥
(
そいぶし
)
すればお前はもう
他
(
た
)
へ縁付くことは出来ぬ、十七八の若い者、
生先
(
おいさき
)
永き身の上で後家を立てるようなことがあっては
如何
(
いか
)
にも気の毒
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
その疲れ果てて
吻
(
ほっ
)
と一息
吐
(
つ
)
くと綿のようになる体で、お絹は
添臥
(
そいぶし
)
をしたのである。
湯島詣
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
毎日少しずつふくみ洗いいたし候ては、おかみさんと私とにて毎夜
添臥
(
そいぶし
)
※。
第二菎蒻本
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
やがて
添臥
(
そいぶし
)
したまひし、さきに水を浴びたまひし
故
(
ゆえ
)
にや、わが
膚
(
はだ
)
をりをり
慄然
(
りつぜん
)
たりしが何の心もなうひしと
取縋
(
とりすが
)
りまゐらせぬ。あとをあとをといふに、をさな物語
二
(
ふた
)
ツ
三
(
み
)
ツ聞かせ
給
(
たま
)
ひつ。やがて
竜潭譚
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
やがて
添臥
(
そいぶし
)
したまいし、さきに水を浴びたまいし故にや、わが
膚
(
はだ
)
おりおり
慄然
(
りつぜん
)
たりしが何の心ものうひしと
取縋
(
とりすが
)
りまいらせぬ。あとをあとをというに、おさな物語二ツ三ツ聞かせたまいつ。やがて
竜潭譚
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
添
常用漢字
中学
部首:⽔
11画
臥
漢検準1級
部首:⾂
8画
“添”で始まる語句
添
添書
添乳
添削
添寝
添状
添刪
添水
添下
添合