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深々
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しん/\
ふりがな文庫
“
深々
(
しん/\
)” の例文
跡に殘して
出行
(
いでゆき
)
けり是より家内も夫々に休み座敷々々も一同に
深々
(
しん/\
)
と
更渡
(
ふけわた
)
り聞ゆるものは
鼾
(
いびき
)
の聲ばかりなり然るに彼町人體の男は家内の
寢息
(
ねいき
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
夜
(
よ
)
は
深々
(
しん/\
)
と
更渡
(
ふけわた
)
り、八ツの鐘がボーンと響く途端に、
主人
(
あるじ
)
が勝五郎を
揺起
(
ゆりおこ
)
しました。
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
高巌
(
かうがん
)
三面を囲んで昼なほ暗らく、
深々
(
しん/\
)
として鬼洞に入るの思ひあり、いかなる神人ぞ、この上に
盤桓
(
ばんくわん
)
してこの琵琶の
音
(
ね
)
をなすや、こゝに来てこの瀑にうたれて世に立ち帰る人の多きも
三日幻境
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
退き
臥床
(
ふしど
)
に入ければ夜は
深々
(
しん/\
)
と
降積
(
ふりつも
)
る雪に
四邊
(
あたり
)
の
䔥然
(
しめやか
)
にて
鼾
(
いひき
)
の聲のみ聞えるにぞ
伴
(
ばん
)
建部
(
たてべ
)
の兩人は今や/\と窺ふ
機
(
をり
)
お島は藤三郎を
抱上
(
いだきあげ
)
小用
(
こよう
)
に
連行
(
つれゆく
)
體
(
てい
)
に
持成
(
もてなし
)
座敷々々を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
深々
(
しん/\
)
と更けわたりたる眞夜中に
北村透谷詩集
(旧字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
▼ もっと見る
せんと云故然らば兩人の間に
置
(
おき
)
互
(
たが
)
ひに心付
合
(
あは
)
んと夫婦して二十五兩の金子を中へ
置
(
おき
)
風
(
かぜ
)
の
音
(
おと
)
にも飛起るやうにして夜もすがら
寢
(
ね
)
もやらず守り居けるが
深々
(
しん/\
)
と
更行
(
ふけゆく
)
に從ひ文右衞門は
過去來
(
すぎこしかた
)
我身の上を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
深
常用漢字
小3
部首:⽔
11画
々
3画
“深”で始まる語句
深
深山
深傷
深淵
深更
深切
深川
深夜
深窓
深沈