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浪費
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ろうひ
ふりがな文庫
“
浪費
(
ろうひ
)” の例文
いわば
依託金
(
いたくきん
)
のごときものであるからして、これを無意味に
浪費
(
ろうひ
)
しすなわち
土芥
(
どかい
)
同然に取り扱うことははなはだ
怪
(
け
)
しからんこととも言える。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
大まじめで自分を
放蕩者
(
ほうとうもの
)
と思い
込
(
こ
)
んで、「ああ、もし
無駄
(
むだ
)
に時を
浪費
(
ろうひ
)
さえしなかったら、えらいことができたのになあ!」
はつ恋
(新字新仮名)
/
イワン・ツルゲーネフ
(著)
特に今日の如く
わが国
(
ユー・エス・エー
)
の戦死者が百万人を単位として数えねばならなくなった
折柄
(
おりから
)
、あたら健全なる内臓、筋肉、神経、脳細胞をどんどん燃してしまうというのは
浪費
(
ろうひ
)
も甚だしく
諜報中継局
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
別れた二人の男達も、あれでもない、これでもないと云って、金があると
埒
(
らち
)
もなく自分だけで
浪費
(
ろうひ
)
してしまって、食えなくなるとそのウップンを私の体を打擲する事で誤魔化していた。
清貧の書
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
だから物を
浪費
(
ろうひ
)
しないことは大切なことなのだ。但し穀作や何かならばそんなにひどく虫を殺したりもしないのだ。
極端
(
きょくたん
)
な例でだけ比較をすればいくらでもこんな変な議論は立つのです。
ビジテリアン大祭
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
▼ もっと見る
「探検だの、室ごとの相談だの、まったく時間の
浪費
(
ろうひ
)
だよ。
塾生活
(
じゅくせいかつ
)
の設計だなんていったって、はいって来たばかりの
僕
(
ぼく
)
たちに、そんなことができるわけがないじゃないか。ね、そうだろう。」
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
これよりグロモフの
家
(
いえ
)
には、
不幸
(
ふこう
)
が
引続
(
ひきつづ
)
いて
来
(
き
)
てセルゲイの
葬式
(
そうしき
)
の
終
(
す
)
んだ一
週間
(
しゅうかん
)
目
(
め
)
、
父
(
ちち
)
のグロモフは
詐欺
(
さぎ
)
と、
浪費
(
ろうひ
)
との
件
(
かど
)
を
以
(
もっ
)
て
裁判
(
さいばん
)
に
渡
(
わた
)
され、
間
(
ま
)
もなく
監獄
(
かんごく
)
の
病院
(
びょういん
)
でチブスに
罹
(
かか
)
って
死亡
(
しぼう
)
してしまった。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
一身を
顧
(
かえりみ
)
てもあるいは他人を見ても、月給が入った、金を
儲
(
もう
)
けたからとて、
無駄
(
むだ
)
の
浪費
(
ろうひ
)
をしている人を見ると、
彼奴
(
きゃつ
)
め一円取って一円の
財布
(
さいふ
)
を買っているわいと思う。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
“浪費”の意味
《名詞》
浪費(ろうひ)
無駄に使うこと。
(出典:Wiktionary)
浪
常用漢字
中学
部首:⽔
10画
費
常用漢字
小5
部首:⾙
12画
“浪費”で始まる語句
浪費家