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沈
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ちん
ふりがな文庫
“
沈
(
ちん
)” の例文
沈
(
ちん
)
大佐は洋風の机の前で書類を調べていた。孫軍曹を見ると、
艶
(
つや
)
のある、右と左と大きさの違う眼をぐっと開いて
雲南守備兵
(新字新仮名)
/
木村荘十
(著)
それ以来幕末まで、日本人とは婚姻を結ばずにずっと
此処
(
ここ
)
に住んでいたのでありますから、今も
沈
(
ちん
)
とか
金
(
きん
)
とか
崔
(
さい
)
とかいう名を用いる者が少くありません。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
沈
(
ちん
)
でんし切ってしまったような形になっているが、この十軒店あたりに残っている江戸の人達には、新しさに触れる機会が多いせいか、どこか生々したところがあって
日本橋附近
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
それは
沈
(
ちん
)
、
潜
(
せん
)
、
沕
(
ぶつ
)
、
渾
(
こん
)
、
深
(
しん
)
の五人であった。ある夜、渾の夢に父がきて
陸判
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
「そうか、それはよかった。これは返事だ。同様機密だから、そのつもりで
沈
(
ちん
)
団長に手渡しするのだぞ」
雲南守備兵
(新字新仮名)
/
木村荘十
(著)
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朝鮮人を
凡
(
すべ
)
て高麗人と呼ぶのは昔からのならわしである。今も半数は鮮姓を承ぎ、
沈
(
ちん
)
、
崔
(
さい
)
、
鄭
(
てい
)
、
朴
(
ぼく
)
、
金
(
きん
)
、
林
(
りん
)
、
何
(
か
)
、
卞
(
べん
)
等昔のままである。明治までは特殊な部落であって雑婚を堅く封じられた。
苗代川の黒物
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
命じられた通り、
沈
(
ちん
)
団長の名刺を出して、軍務司長の副官、
周
(
しゅう
)
少佐に面会を求めると、会議だというのに副官はすぐ出て来て、忙しそうに、用件を簡単にと云った。
雲南守備兵
(新字新仮名)
/
木村荘十
(著)
“沈”の解説
沈(しん)は、周公旦の後裔であり、西周から春秋時代に江漢流域にあった諸侯国で、春秋時代には強大な隣国楚に従属することが多く、柏挙の戦いの前に蔡に滅ぼされた。
汾水流域には他に古沈が遠く周王朝成立前に存在し、その地は春秋時代には晋の国内となっており、「春秋左氏伝」の昭公元年に記載が見られる。
(出典:Wikipedia)
沈
常用漢字
中学
部首:⽔
7画
“沈”を含む語句
沈黙
沈丁花
沈默
沈静
沈着
沈鬱
沈香
沈澱
浮沈
沈黙家
沈々
沈南蘋
沈重
沈丁
銷沈
沈淪
沈吟
沈思
沈欝
沈没
...