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江刺
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えさし
ふりがな文庫
“
江刺
(
えさし
)” の例文
近刊佐々木喜善君の『
江刺
(
えさし
)
郡昔話』に出でいる灰蒔き爺の話は教科書に載ったものとは異態で、田舎びたるだけこの話の原始的のものたるを示す。
十二支考:09 犬に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
この話の代表的なものともみるべきものに、奥では
糠部
(
ぬかべ
)
郡
(1)
の糠部長者の竈の火焚き男、アラミの
郷々
(
くにぐに
)
では
江刺
(
えさし
)
郡の花若話
(2)
などがそれである。
東奥異聞
(新字新仮名)
/
佐々木喜善
(著)
和賀
(
わが
)
郡の
成島
(
なるしま
)
には古くから紙漉の業が伝わります。近くの
土沢
(
つちさわ
)
でも優れた染紙の仕事が興りました。
江刺
(
えさし
)
郡の
田茂山
(
たもやま
)
は金物の土地として記憶されるところ。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
その中で岩手県の
江刺
(
えさし
)
・
紫波
(
しわ
)
二郡から採録せられた話だけに、この鼠穴の例と思い合わせられる特徴があった。
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
八月七日奥羽に白川白石
登米
(
とよま
)
九戸
(
くのへ
)
江刺
(
えさし
)
の五県が新置せられ、毅堂は陸前国登米県の権知事に任ぜられた。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
▼ もっと見る
本郷へ來ると、彼
醉僧
(
すゐそう
)
は汽車を下りて、富士形の黒帽子を冠り、小形の
緑絨氈
(
みどりじうたん
)
のカバンを提げて、
蹣跚
(
まんさん
)
と改札口を出て行くのが見えた。
江刺
(
えさし
)
へ十五里、と停車場の案内札に書いてある。
熊の足跡
(旧字旧仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
本郷へ来ると、彼
酔僧
(
すいそう
)
は汽車を下りて、富士形の黒帽子を
冠
(
かぶ
)
り、小形の
緑絨氈
(
みどりじゅうたん
)
のカバンを
提
(
さ
)
げて、
蹣跚
(
まんさん
)
と改札口を出て行くのが見えた。
江刺
(
えさし
)
へ十五里、と停車場の案内札に書いてある。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
陸中
江刺
(
えさし
)
郡
黒石
(
くろいし
)
の
正法寺
(
しょうぼうじ
)
で、石地蔵が和尚に告げ口をしたために常陸かいどうの身の上が
露
(
あらわ
)
れた。
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
奥州では南部の
沼宮内
(
ぬまくない
)
、陸前の
気仙
(
けせん
)
郡、羽後の
飽海
(
あくみ
)
郡などの数カ所だけであって、その他は陸中の
上閉伊
(
かみへい
)
・
江刺
(
えさし
)
の二郡、羽前の
米沢
(
よねざわ
)
、南秋田の半島、および信州の
下水内
(
しもみのち
)
郡において
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
陸中
江刺
(
えさし
)
郡
伊手
(
いで
)
村字阿原山
地名の研究
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
江
常用漢字
中学
部首:⽔
6画
刺
常用漢字
中学
部首:⼑
8画
“江”で始まる語句
江戸
江州
江
江戸児
江湖
江戸子
江東
江夏
江戸川
江川