“此分”の読み方と例文
読み方割合
このぶん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
篁村翁くわうそんおう読売新聞よみうりしんぶん軽妙けいめう短編たんぺんさかんに書いてました、其等それらを見て山田やまだく話をした事ですが、此分このぶんなら一二年内ねんないには此方こつちも打つて出て一合戦ひとかつせんして見やう
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「落ち付くどころか、此分このぶんぢや生涯落ち付きさうもない」と、いそがしさうに烟草を吹かしした。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
わたくしも少しおどろきまして、此分このぶんではとてこと出来できまいと困りましたから、わたし日頃ひごろ御贔屓ごひいきあづかりまする貴顕きけんのおかたところまゐりまして、みぎのお話をいたしますると、そんならばさいはひわたくしくから
牛車 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)