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檢死
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けんし
ふりがな文庫
“
檢死
(
けんし
)” の例文
新字:
検死
『もつと
近
(
ちか
)
うお
寄
(
よ
)
りなさい。それで
檢死
(
けんし
)
の
役目
(
やくめ
)
は
濟
(
す
)
みますか。』と
言
(
い
)
ひ/\、
玄竹
(
げんちく
)
は
腐
(
くさ
)
つた
死體
(
したい
)
を
右
(
みぎ
)
に
左
(
ひだり
)
に、
幾度
(
いくたび
)
もひつくりかへした。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
藪の深いところ、流れを挾んで一パイの人だかりですが、土地の御用聞が、兎も角それを追拂つて
檢死
(
けんし
)
を待つて居ります。
銭形平次捕物控:297 花見の留守
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
懸
(
かけ
)
られ越前守殿の
白洲
(
しらす
)
へ
呼込
(
よびこみ
)
と成しかば久八有し次第を逐一に申立し時既に其場所よりも
横死
(
わうし
)
人の
屆
(
とゞ
)
け出けるにより先久八は
入牢
(
じゆらう
)
申付られ
檢死
(
けんし
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
『もツと
側
(
そば
)
へ
寄
(
よ
)
つて、ほんたうに
檢死
(
けんし
)
をなさらんと、
玄竹
(
げんちく
)
檢案書
(
けんあんしよ
)
を
認
(
したゝ
)
めませんぞ。』と、
玄竹
(
げんちく
)
は
大
(
おほ
)
きな
聲
(
こゑ
)
を
出
(
だ
)
した。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
その間に係同心が夜中乍ら出張つて來て、
檢死
(
けんし
)
が濟んだのは眞夜半過ぎる頃、吊臺の用意をして、お蝶の死骸を、左衞門町の家へ運んだのは、やがて曉方近い頃でした。
銭形平次捕物控:263 死の踊り子
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
其
(
そ
)
の
聲
(
こゑ
)
は
遠
(
とほ
)
くから、
鼻
(
はな
)
を
摘
(
つ
)
まみつゝ
檢死
(
けんし
)
の
模樣
(
もやう
)
を
見
(
み
)
たがつてゐる
群衆
(
ぐんしう
)
の
耳
(
みゝ
)
まで
響
(
ひゞ
)
くほど
高
(
たか
)
かつた。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
「今朝は
檢死
(
けんし
)
が濟んで、何も彼も父が惡いことになり、遺書は三輪の萬七親分から、町方御役人の御手に差上げることになり、
葬
(
とむら
)
ひの濟むのを待つて、改めて御沙汰がある相でございます」
銭形平次捕物控:072 買つた遺書
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
檢
部首:⽊
17画
死
常用漢字
小3
部首:⽍
6画
“檢”で始まる語句
檢
檢屍
檢査
檢視
檢校
檢使
檢査塲
檢擧
檢束
檢案