“檢屍”の読み方と例文
新字:検屍
読み方割合
けんし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
半狂亂の兩親は、檢屍けんしも調べも待たず、四本の手に抱き上げて、よろぼひよろぼひ庭を隔てた自分の家へ擔ぎ込んで行つたのです。
兎に角自身番まで死骸を運ばせて町方役人立合で檢屍けんしを濟ませたのは夜中過ぎ、困つたことに、女の身元がどうしても解りません。
赤羽橋まで一足飛に飛んで行くと、ツイ今しがた檢屍けんしが濟んで、死體と下手人は柴井町の友次郎が始末して、役所へ引揚げたといふ後です。