“樗:おうち” の例文
“樗:おうち”を含む作品の著者(上位)作品数
吉川英治2
久生十蘭1
内藤鳴雪1
岡本かの子1
柴田宵曲1
“樗:おうち”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 詩歌0.2%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.2%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
下仕えはおうちの花の色のぼかしの撫子なでしこ色の服、若葉色の唐衣からぎぬなどを装うていた。
源氏物語:25 蛍 (新字新仮名) / 紫式部(著)
どうせ一度はおうちこずえに、懸ける首と思っていますから、どうか極刑ごっけいに遇わせて下さい。
藪の中 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
原の入口に大きなおうちの樹があって、暑い日ざかりはここが二人の休憩場やすみばになっている。
上には屋根が無いが、おうちの木が多く植えてあって、それでいくらか炎日を避けることは出来た。
鳴雪自叙伝 (新字新仮名) / 内藤鳴雪(著)
賀茂の競馬を見に行ったら、おうちの木に坊主が上って、木のまたのところで見物していた。
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)
毎日のように曳き出しては首を斬り、六条獄門外のおうちの木の根に大きな穴をほって
甲斐々々しくとも足弱の女の旅のことである。女が駿河路にかかったときには花後のおうちの空に、ほととぎす鳴きわたり、らずとも草あやめの色は、裳に露で染った。
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
おうちの木を見に行ったか」
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
五十の上だが、しゃんとした足つきで、石磈道いしころみちを向うへ切って、おうちの花が咲重さきかさなりつつ、屋根ぐるみ引傾ひっかたむいた、日陰の小屋へくぐるように入った、が、今度は経肩衣を引脱ひきぬいで、小脇に絞って取って返した。
栃の実 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「お父君には、ここを去って、尾張おわりの方へ落ちのび給い、正月三日というに、長田忠致おさだただむねに計られて、あえなくお討たれ遊ばしたのみか、その御首みしるしは、都へ送られ、平家の者の手にかかって、都の東獄の門前にあるおうちの木にけられました」
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)