“高山樗牛”の読み方と例文
読み方割合
たかやまちょぎゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(小波先生は当時博文館編輯局の総長でした。)それから高山樗牛たかやまちょぎゅうの全集が出版されたがこれも博文館から出ました。
出版屋惣まくり (新字新仮名) / 永井荷風(著)
当時病天才の名をほしいままにした高山樗牛たかやまちょぎゅうらの一団はニイチェの思想を標榜ひょうぼうして「美的生活」とか「清盛論きよもりろん」というような大胆奔放な言説をもって思想の維新を叫んでいた。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
これは主として長田秋濤おさだしゅうとう君の斡旋あっせんで成立したらしく、西園寺さいおんじ侯を主賓として、福地桜痴ふくちおうち末松青萍すえまつせいひょう尾崎紅葉おざきこうよう高山樗牛たかやまちょぎゅうの四氏、ほかに松居君と榎本虎彦えのもととらひこ君とわたしの三人が加えられた。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)