“高山彦九郎”の読み方と例文
読み方割合
たかやまひこくろう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
諸国に荒廃した山陵を歴訪して勤王の志を起こしたという蒲生君平がもうくんぺいや、京都のさびしい御所を拝していたという高山彦九郎たかやまひこくろうのような人物のあらわれて来たのでもわかる。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
元來がんらい日本につぽん古墳こふん研究けんきゆうは、かの高山彦九郎たかやまひこくろう林子平はやししへいなどゝとも寛政かんせい三奇士さんきしといはれた蒲生君平がまうくんぺいが、御歴代ごれきだい御陵ごりようこはれたり、わからなくなつてゐるのをなげいて、自分じぶん各地かくち御陵ごりよう探索たんさく
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
新様しんようの歌も詠み、慷慨こうがい激烈の歌も詠み、和暢平遠わちょうへいえんの歌も詠み、家屋の内をも歌に詠み、広野の外をも歌に詠み、高山彦九郎たかやまひこくろうをも詠み、御魚屋八兵衛おさかなやはちべえをも詠み、侠家きょうかの雪も詠み、妓院ぎいんの雪も詠み
曙覧の歌 (新字新仮名) / 正岡子規(著)