“林子平”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はやししへい81.8%
りんしへい18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だからこそ林子平はやししへいが『海国兵談かいこくへいだん』を出し、橋本左内はしもとさないは日本が「第二のインドになる」ことを恐れた。
黒船来航 (新字新仮名) / 服部之総(著)
それに伴れて林子平はやししへいの『海国兵談』なども出て、国防の問題もいろいろ議論せられるようになっていましたので、それにつけても正確な地図が必要とされたに違いないのですから
伊能忠敬 (新字新仮名) / 石原純(著)
林子平りんしへいじゃねえが、親もなければ妻もなし、妻がなけりゃあ子供のあろう道理がねえ。板木はんがねえから本を刷って売ることもできねえ。
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
あの時代、秀吉を除いて、本当に海外に志のあった豪傑は、まず政宗でしょうかな——近世の奇物、林子平りんしへいなんというのも、たしかに政宗の系統を引いている。他の土地からは出ない人物だ
大菩薩峠:34 白雲の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)