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栄達
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えいたつ
ふりがな文庫
“
栄達
(
えいたつ
)” の例文
ちょうど
糟谷
(
かすや
)
が遊んでおったをさいわいに、その
主任獣医
(
しゅにんじゅうい
)
となった。糟谷は以来
栄達
(
えいたつ
)
の
望
(
のぞ
)
みをたち、
碌
(
ろく
)
ろくたる生活に
安
(
やす
)
んじてしまった。
老獣医
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
彼
(
かれ
)
は、ロマンチックな
恋
(
こい
)
を
想像
(
そうぞう
)
しました。また、あるときは、
思
(
おも
)
わぬ
知遇
(
ちぐう
)
を
得
(
え
)
て、
栄達
(
えいたつ
)
する
自分
(
じぶん
)
の
姿
(
すがた
)
を
目
(
め
)
に
描
(
えが
)
きました。
希望
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
また、
栄達
(
えいたつ
)
のついでに、宿望の恋人のほうも、ぜひこの際探しだして
携
(
たずさ
)
えて帰りたいから、支度をして待っていてくれと、実は、こう俺が頼まれているのだ
鳴門秘帖:06 鳴門の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
李張は科挙に及第して文官になったが、鄭宰相が
陰
(
いん
)
に
陽
(
よう
)
に
推輓
(
すいばん
)
してくれるのでめきめきと
栄達
(
えいたつ
)
した。
悪僧
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
じぶんはそのお腹様という
栄達
(
えいたつ
)
に上ろうとさかんに源十郎に代わってお艶をくどいてみたものの、栄三郎に恋いこがれているお艶はなんとすすめても承知しなかった。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
▼ もっと見る
その
栄達
(
えいたつ
)
にあきたらず、
寵
(
ちょう
)
をたのんで、諸兄を退け、皇太子の廃立を行い、陰謀によって敵を平げ、その兄すらも退けた。あとを襲って右大臣となり、二年の後に、太政大臣に
累進
(
るいしん
)
した。
道鏡
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
そして、その院長が次第に社会的に
栄達
(
えいたつ
)
して、男爵を
授
(
さず
)
けられた時にも
雨夜草紙
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
“栄達”の意味
《名詞》
栄 達 (えいたつ)
栄えある地位、身分に達すること。
(出典:Wiktionary)
栄
常用漢字
小4
部首:⽊
9画
達
常用漢字
小4
部首:⾡
12画
“栄”で始まる語句
栄
栄耀
栄螺
栄華
栄耀栄華
栄光
栄誉
栄辱
栄燿
栄之