“栄達”の読み方と例文
読み方割合
えいたつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちょうど糟谷かすやが遊んでおったをさいわいに、その主任獣医しゅにんじゅういとなった。糟谷は以来栄達えいたつのぞみをたち、ろくろくたる生活にやすんじてしまった。
老獣医 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
かれは、ロマンチックなこい想像そうぞうしました。また、あるときは、おもわぬ知遇ちぐうて、栄達えいたつする自分じぶん姿すがたえがきました。
希望 (新字新仮名) / 小川未明(著)
また、栄達えいたつのついでに、宿望の恋人のほうも、ぜひこの際探しだしてたずさえて帰りたいから、支度をして待っていてくれと、実は、こう俺が頼まれているのだ
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)