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本能的
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ほんのうてき
ふりがな文庫
“
本能的
(
ほんのうてき
)” の例文
木
(
き
)
の
芽
(
め
)
は、
鳥
(
とり
)
をいちばんおそれていたのです。それは、
代々
(
だいだい
)
からの
神経
(
しんけい
)
に
伝
(
つた
)
わっている
本能的
(
ほんのうてき
)
のおそれのようにも
思
(
おも
)
われました。
明るき世界へ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「親子
相愛
(
そうあい
)
生活の姿は可愛いな」と賞めるかたわら、その
本能的
(
ほんのうてき
)
かつ盲目的なることにおいて、我々はあまり鳥後に落ちないと
自嘲
(
じちょう
)
したくなる。
親は眺めて考えている
(新字新仮名)
/
金森徳次郎
(著)
「死」が乗っているような気さえする。わしは今
本能的
(
ほんのうてき
)
に助け手を求める。忠実な友がそばにいてくれることが、今のわしには絶対的に必要だ。
俊寛
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
一どたおれた
蛾次郎
(
がじろう
)
は
本能的
(
ほんのうてき
)
にはねかえって、起きるが早いか、そばの
大樹
(
たいじゅ
)
へ、
無我夢中
(
むがむちゅう
)
によじのぼった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
此地震
(
このぢしん
)
の
初期微動繼續時間
(
しよきびどうけいぞくじかん
)
は
七八秒程
(
しちはちびようほど
)
あつたように
思
(
おも
)
はれる。
各先生
(
かくせんせい
)
共
(
とも
)
に
地震
(
ぢしん
)
を
感得
(
かんとく
)
せられるや
否
(
いな
)
や、
本能的
(
ほんのうてき
)
に
外
(
そと
)
に
飛
(
と
)
び
出
(
だ
)
されたが、はつと
氣
(
き
)
が
付
(
つ
)
いてみると
老母
(
ろうぼ
)
が
屋内
(
おくない
)
に
取
(
と
)
り
殘
(
のこ
)
されてあつた。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
▼ もっと見る
これをきくと、
女
(
め
)
ちょうは、
本能的
(
ほんのうてき
)
に、くもをおそれ、
人間
(
にんげん
)
をおそれたことが、まちがいでなかったのを
悟
(
さと
)
りました。
冬のちょう
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
とばかりその
嘴
(
くちばし
)
が、
本能的
(
ほんのうてき
)
に空の
木太刀
(
きだち
)
をくわえ取った。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
梅雪は
本能的
(
ほんのうてき
)
にさけんだ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
本
常用漢字
小1
部首:⽊
5画
能
常用漢字
小5
部首:⾁
10画
的
常用漢字
小4
部首:⽩
8画
“本能的”で始まる語句
本能的要求