“ほんのうてき”の漢字の書き方と例文
語句割合
本能的100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一どたおれた蛾次郎がじろう本能的ほんのうてきにはねかえって、起きるが早いか、そばの大樹たいじゅへ、無我夢中むがむちゅうによじのぼった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
此地震このぢしん初期微動繼續時間しよきびどうけいぞくじかん七八秒程しちはちびようほどあつたようにおもはれる。各先生かくせんせいとも地震ぢしん感得かんとくせられるやいなや、本能的ほんのうてきそとされたが、はつといてみると老母ろうぼ屋内おくないのこされてあつた。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
これをきくと、ちょうは、本能的ほんのうてきに、くもをおそれ、人間にんげんをおそれたことが、まちがいでなかったのをさとりました。
冬のちょう (新字新仮名) / 小川未明(著)