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晃々
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くわう/\
ふりがな文庫
“
晃々
(
くわう/\
)” の例文
物質的英雄が明
晃々
(
くわう/\
)
たる利剣を揮つて、狭少なる家屋の中に仇敵と接戦する間に、彼は大自在の妙機を懐にして無言坐するなり。
人生に相渉るとは何の謂ぞ
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
新しく
均
(
な
)
らされた土の上には、亜鉛屋根だの、軒燈だの、白木の門などが出来て、今まで
真鍮
(
しんちゆう
)
の
鋲
(
びやう
)
を打つたやうな星の光もどうやら鈍くなり、電気燈が
晃々
(
くわう/\
)
とつくやうになつた。
亡びゆく森
(新字旧仮名)
/
小島烏水
(著)
……
橋
(
はし
)
を
辷
(
すべ
)
つて、はツと
見
(
み
)
ると、こゝに
晃々
(
くわう/\
)
として
滑
(
なめ
)
らかなる
珠
(
たま
)
の
姿見
(
すがたみ
)
に
目
(
め
)
が
覚
(
さ
)
めた。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
晃々
(
くわう/\
)
とさし
昇
(
のぼ
)
り最早夜の
亥刻
(
よつ
)
時分共思ふ頃
良
(
やゝ
)
原中
(
はらなか
)
まで來りしに最前より待設けたる雲助共松の
蔭
(
かげ
)
より前後左右に
破落々々
(
ばら/\
)
と
現
(
あらは
)
れ出でヤイ/\
小童子
(
こわつぱ
)
待
(
まて
)
先刻
(
さつき
)
松の尾の酒屋では
能
(
よう
)
も/\我等を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
篠田は
晃々
(
くわう/\
)
たる雪の山々見廻はして、歓然たり
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
▼ もっと見る
雲は寄る寄る
崖
(
がけ
)
を
噛
(
か
)
んで、
刎
(
は
)
ね返されたる
倒波
(
ローラア
)
の如きあり、その下層地平線に
触
(
ふ
)
れて、波長を減じたるため、上層と
擦
(
さつ
)
して
白波
(
サアフ
)
の
泡
(
あは
)
立つごときあり、
之
(
これ
)
を照らすにかの
晃々
(
くわう/\
)
たる大月あり
霧の不二、月の不二
(新字旧仮名)
/
小島烏水
(著)
晃
漢検準1級
部首:⽇
10画
々
3画
“晃”で始まる語句
晃
晃然
晃乎
晃刀
晃耀
晃山
晃峰