“晃耀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くわうえう50.0%
こうよう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
水面から揺らぎあがってくる眩いばかりの晃耀くわうえうが、その一団の建物を陽炎かげろうのように包んでしまい、まったくそこには、遠近高低の測度が失われて、土も草も静かな水のように見える。
白蟻 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
そこは、一望千里という形容もない。晃耀こうようというか陽炎というか、起伏も地平線もみな、閃きのなかに消えている。ただ、天地一帯を覆う、色のない焔の海。
人外魔境:10 地軸二万哩 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)