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時子
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ときこ
ふりがな文庫
“
時子
(
ときこ
)” の例文
往来
(
おうらい
)
では、
勇坊
(
ゆうぼう
)
と
時子
(
ときこ
)
さんが、
寒
(
さむ
)
そうに
懐手
(
ふところで
)
をして
遊
(
あそ
)
んでいましたが、
羽根
(
はね
)
が
落
(
お
)
ちてくるとすぐに
二人
(
ふたり
)
は、
走
(
はし
)
り
寄
(
よ
)
りました。
東京の羽根
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
もはや
御察
(
おさっ
)
しの通り私は八年ほど昔、君の姉さんである
時子
(
ときこ
)
と恋に陥ちていたのだ。私は二十五で、時子は二十だった。
三角形の恐怖
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
光三
(
みつぞう
)
、
光丸
(
みつまる
)
、という芸名で、若松検番から出ているが、おたがいの間では、
時子
(
ときこ
)
、
良子
(
よしこ
)
、と、本名を呼びあった。光丸が養女になっている辻木惣八の「竹の家」に、光三も同居している。
花と龍
(新字新仮名)
/
火野葦平
(著)
時子
(
ときこ
)
が言った。なるほど幹子の蝙蝠傘は、黒い
毛繻子張
(
けじゅすばり
)
で柄の太い大きなものだから、どう見ても、
祖父様
(
おじいさん
)
の古いのをさしたとしか見えませんでした。事実またそうであったかもしれません。
大きな蝙蝠傘
(新字新仮名)
/
竹久夢二
(著)
此処に来るといふあてがなければ——その遠いハルピンに行けばあの
時子
(
ときこ
)
に逢へるといふ人知れぬ秘密の希望を持つてゐなければ、Bは決して今度の満韓旅行を承諾しなかつたに相違なかつた。
時子
(新字旧仮名)
/
田山花袋
、
田山録弥
(著)
▼ もっと見る
時子
(
ときこ
)
さんは、二つ
羽子板
(
はごいた
)
を
持
(
も
)
ってきました。
二人
(
ふたり
)
は、
羽根
(
はね
)
をついていました。すると、
近所
(
きんじょ
)
の
子供
(
こども
)
たちが
集
(
あつ
)
まってきて
東京の羽根
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
幹子の級にも、
時子
(
ときこ
)
と
朝子
(
あさこ
)
という口のわるい生徒がありました。
大きな蝙蝠傘
(新字新仮名)
/
竹久夢二
(著)
「
東京
(
とうきょう
)
の
羽根
(
はね
)
だってさ。」と、
時子
(
ときこ
)
さんは、
目
(
め
)
をまるくして、なつかしそうに
手
(
て
)
に
持
(
も
)
った
羽根
(
はね
)
を
見
(
み
)
つめました。
東京の羽根
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
つね
子
(
こ
)
さんも、
時子
(
ときこ
)
さんも、みんながげらげらと
笑
(
わら
)
いました。
仲よしがけんかした話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
時
常用漢字
小2
部首:⽇
10画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“時”で始まる語句
時
時分
時雨
時間
時鳥
時々
時計
時刻
時代
時節