星座せいざ)” の例文
この壁柱かべはしら星座せいざそびえ、白雲はくうんまたがり、藍水らんすゐひたつて、つゆしづくちりばめ、下草したくさむぐらおのづから、はなきんとりむし浮彫うきぼりしたるせんく。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
黒板こくばんにつるした大きな黒い星座せいざの図の、上から下へ白くけぶった銀河帯ぎんがたいのようなところをしながら、みんなにいをかけました。
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
二十八宿星座せいざゆる
しやうりの歌 (新字旧仮名) / 末吉安持(著)
(もうすっかり法則ほうそくがこわれた。何もかもめちゃくちゃだ。これで、も一度いちどきちんと空がみがかれて、星座せいざがめぐることなどはまあゆめだ。夢でなけぁきりだ。みずけむりさ。)
ガドルフの百合 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
またそのうしろには三本のあしのついた小さな望遠鏡ぼうえんきょうが黄いろに光って立っていましたし、いちばんうしろのかべには空じゅうの星座せいざをふしぎなけものへびや魚やびんの形に書いた大きながかかっていました。
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
ジョバンニはわれをわすれて、その星座せいざの図に見入りました。
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
獅子の星座せいざに散る火の雨の
『春と修羅』 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)