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押掛
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おしか
ふりがな文庫
“
押掛
(
おしか
)” の例文
若
(
も
)
し
此
(
こ
)
の女がここの
門
(
かど
)
を
潜
(
くぐ
)
った所を見ると、妾は
何日
(
いつ
)
でも
押掛
(
おしか
)
けて来て、頭の毛を一本一本引ッこ抜いて
与
(
や
)
るから、
然
(
そ
)
う思ってお
在
(
いで
)
なさい。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
失望
(
しつはう
)
と
煩悶
(
はんもん
)
とがごツちやになツて
耐
(
た
)
へず
胸頭
(
むなさき
)
に
押掛
(
おしか
)
ける………其の
苦惱
(
くなう
)
、其の
怨
(
うらみ
)
、誰に
訴
(
うつた
)
へやうと思ツても訴へる
對手
(
あひて
)
がない。
喧嘩
(
けんくわ
)
は、
獨
(
ひとり
)
だ。
悪腕
(
わるあがき
)
を
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
相撲
(
すもう
)
とか競馬とか
鶏合
(
とりあわ
)
せとかのごとく今まで成人の念者がたくさんに
押掛
(
おしか
)
けるもの以外に、
盆
(
ぼん
)
や正月の
綱曳
(
つなひ
)
きのように、ちょうど成人から子どもへの過渡期にあるものもあれば
こども風土記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
得意になって後方に
押掛
(
おしか
)
けている群衆に報告している。
死者を嗤う
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
ようしッ、俺の方から
押掛
(
おしか
)
けて行ってやる。
一本刀土俵入 二幕五場
(新字新仮名)
/
長谷川伸
(著)
▼ もっと見る
加之
(
しか
)
も
先方
(
むこう
)
から
真白昼
(
まっぴるま
)
押掛
(
おしか
)
けて来て、平気でお
出
(
い
)
でお
出
(
い
)
でを
極
(
き
)
めるとは、
図迂図迂
(
ずうずう
)
しい奴、
忌々
(
いまいま
)
しい奴と、市郎は
惘
(
あき
)
れを通り越して、
稍
(
やや
)
勃然
(
むっ
)
とした。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
押
常用漢字
中学
部首:⼿
8画
掛
常用漢字
中学
部首:⼿
11画
“押掛”で始まる語句
押掛女房