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手錠
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てぢやう
ふりがな文庫
“
手錠
(
てぢやう
)” の例文
聞かれ夫は
奇特
(
きどく
)
なる申
分
(
ぶん
)
夫さへ
得心
(
とくしん
)
せぬは
合點
(
がてん
)
の
行
(
ゆか
)
ぬ奴なり
手錠
(
てぢやう
)
申付明日より三日の内に三十兩調達致せと
猶々
(
なほ/\
)
嚴敷申渡されけり是
偏
(
ひとへ
)
に淡路守殿勘兵衞を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
願ふことはよもあるまじ然らば憑司は
疑
(
うたが
)
ひなきにあらじ依て
手錠
(
てぢやう
)
申付ると有ければ憑司は
戰々
(
わな/\
)
慄
(
ふる
)
ひ出し何か云んとする所だまれと一
聲
(
せい
)
叱
(
しか
)
られて
蹲踞
(
うづくまり
)
しぞ
笑止
(
せうし
)
なる又大岡殿は榊原家の
留守居
(
るすゐ
)
へ向はれ此度の一條
吟味懸
(
ぎんみがか
)
り三人の役人は其方へ
屹度
(
きつと
)
預け
追
(
おつ
)
て呼出すべしと
言渡
(
いひわた
)
されたり
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
聞
(
きけ
)
ば汝は
重々
(
ぢう/\
)
の
強惡
(
がうあく
)
言語に絶たる者なり依て吟味中入牢申付るとの聲の下より同心ばら/\と
立掛
(
たちかゝ
)
り
高手
(
たかて
)
小手
(
こて
)
に
縛
(
いまし
)
めたり又ふか儀も九郎兵衞と密通に及び萬事
宜
(
よろし
)
からざる致方不屆至極なり依て
手錠
(
てぢやう
)
宿預
(
やどあづ
)
け申付ると有て是又手
鍔
(
がね
)
腰繩
(
こしなは
)
に掛られけり夫より大岡殿九助に向はれ其方
段々
(
だん/\
)
吟味を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“手錠”の意味
《名詞》
犯人などの両手の手首などに金属製の鎖などをはめ、手の自由を拘束する器具。手鎖。
江戸時代の刑罰の一つ。
(出典:Wiktionary)
“手錠”の解説
手錠(てじょう、en: hand cuff)とは、手を自己または他人が物理的に動きにくくする器具である。一般的には司法警察職員が被疑者を逮捕、拘束する時、また、保護しようとした精神錯乱者・酩酊者(泥酔者を含む)が暴れるなどして自己または他人の生命、身体または財産に危害を及ぼす事態において危険な場合などに用いる。
(出典:Wikipedia)
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
錠
常用漢字
中学
部首:⾦
16画
“手”で始まる語句
手
手拭
手前
手巾
手繰
手許
手向
手綱
手際
手燭