トップ
>
手者
>
てしゃ
ふりがな文庫
“
手者
(
てしゃ
)” の例文
お検死の仰しゃるには余程
手者
(
てしゃ
)
が斬ったのであろうと、それに
親父
(
ちゝ
)
がたしなみの脇差を
佩
(
さ
)
して出ましたが、其の脇差は貞宗でございますから
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
其の時検使に立ちました役人の評議にも、誰が殺したか、織江も
手者
(
てしゃ
)
だから容易な者に討たれる訳はないが、
企
(
たく
)
んでした事か、どうも様子が分らん。
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
元
榊原
(
さかきばら
)
様の御家来に
水司又市
(
みずしまたいち
)
と申す者がございまして、
越後高田
(
えちごたかた
)
のお国では
鬼組
(
おにぐみ
)
と申しまして、お役は下等でありますが
手者
(
てしゃ
)
の多いお組でございます。
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
何故
(
なぜ
)
早く云わん、それじゃア
狼藉者
(
ろうぜきもの
)
が忍び込み、飯島が
流石
(
さすが
)
手者
(
てしゃ
)
でも
多勢
(
たぜい
)
に
無勢
(
ぶぜい
)
、
切立
(
きりた
)
てられているのを、お前が一方を切抜けて知らせに来たのだろう、宜しい、手前は剣術は知らないが
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
此のお國にお手がつき、お妾となりました所、
隣家
(
となり
)
の
旗下
(
はたもと
)
の次男宮野邊源次郎と不義を働き、
内々
(
ない/\
)
主人を殺そうと
謀
(
たく
)
みましたが、主人は
素
(
もと
)
より
手者
(
てしゃ
)
の事
故
(
ゆえ
)
、容易に殺すことは出来ないから
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
隣家
(
となり
)
の宮野邊源之進はこれを
聞附
(
きゝつ
)
け思う
様
(
よう
)
、飯島のごとき
手者
(
てしゃ
)
の
処
(
ところ
)
へ押入る狼藉ものだから、
大勢
(
たいぜい
)
徒党
(
ととう
)
したに相違ないから、成るたけ遅くなって、夜が明けて
往
(
ゆ
)
く方がいゝと思い
先
(
ま
)
ず一同を
呼起
(
よびおこ
)
し
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
者
常用漢字
小3
部首:⽼
8画
“手”で始まる語句
手
手拭
手前
手巾
手繰
手許
手向
手綱
手際
手燭