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憘
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うれ
ふりがな文庫
“
憘
(
うれ
)” の例文
私
(
わたくし
)
と
二名
(
にめい
)
の
水兵
(
すいへい
)
とは、
餘
(
あま
)
りの
憘
(
うれ
)
しさに
一言
(
いちごん
)
も
無
(
な
)
かつた。
武村兵曹
(
たけむらへいそう
)
は
何
(
なに
)
より
前
(
さき
)
に
自分
(
じぶん
)
の
大失策
(
おほしくじり
)
を
白状
(
はくじやう
)
して、
頻
(
しき
)
りに
頭
(
あたま
)
を
掻
(
か
)
いた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
尤
(
もっと
)
も
曾
(
かつ
)
てじゃらくらが高じてどやぐやと成ッた時、今まで
憘
(
うれ
)
しそうに笑ッていた文三が俄かに両眼を閉じて静まり返えり何と言ッても口をきかぬので
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
此時
(
このとき
)
如何
(
いか
)
に
憘
(
うれ
)
しく、また、
如何
(
いか
)
なる
談話
(
だんわ
)
のあつたかは
只
(
たゞ
)
諸君
(
しよくん
)
の
想像
(
さうぞう
)
に
任
(
まか
)
せるが、
茲
(
こゝ
)
に
一言
(
ひとこと
)
記
(
しる
)
して
置
(
お
)
かねばならぬのは、
此
(
この
)
大輕氣球
(
だいけいききゆう
)
の
事
(
こと
)
である。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
此
(
この
)
憘
(
うれ
)
しい
時
(
とき
)
——すでに
我
(
わ
)
が
大使命
(
だいしめい
)
をば
語
(
かた
)
り
終
(
をは
)
つたる
今
(
いま
)
、
一個人
(
わたくし
)
の
事
(
こと
)
ではあるが、
私
(
わたくし
)
は
松島海軍大佐
(
まつしまかいぐんたいさ
)
に
向
(
むか
)
つて、
問
(
と
)
ひもし、
語
(
かた
)
りもしたき
事
(
こと
)
は
澤山
(
たくさん
)
ある。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
憘
部首:⼼
15画
“憘”を含む語句
憘々
憘涙