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恐々
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こは/″\
ふりがな文庫
“
恐々
(
こは/″\
)” の例文
誰か気づきはしなかつたかと
恐々
(
こは/″\
)
ながら見廻せば、そんな様子もなし、あゝ危いかな、君子危きに近寄らず、こんな所は早く出るに若かずとそこ/\に喫煙室を廊下に出る時
燕尾服着初めの記
(新字旧仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
てれ隠しに
恐々
(
こは/″\
)
それをも窺いてみると三畳位ゐで、而かも日が
真正面
(
まとも
)
に当つてゐる。
岬の端
(新字旧仮名)
/
若山牧水
(著)
と
情
(
なさけ
)
ない
聲
(
こゑ
)
を
出
(
だ
)
して、
故
(
わざ
)
と
遠
(
とほ
)
くから
恐々
(
こは/″\
)
らしく、
手
(
て
)
を
突込
(
つツこ
)
んで、
颯
(
さつ
)
と
引
(
ひ
)
き
銭湯
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
堪
(
たま
)
りかねて、
民子
(
たみこ
)
は
密
(
そつ
)
と
起
(
お
)
き
直
(
なほ
)
つたが、
世話
(
せわ
)
になる
身
(
み
)
の
遠慮深
(
ゑんりよぶか
)
く、
氣味
(
きみ
)
が
惡
(
わる
)
いぐらゐには
家
(
いへ
)
のぬし
起
(
おこ
)
されず、
其
(
その
)
まゝ
突臥
(
つゝぷ
)
して
居
(
ゐ
)
たけれども、さてあるべきにあらざれば、
恐々
(
こは/″\
)
行燈
(
あんどう
)
を
引提
(
ひつさ
)
げて
雪の翼
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
恐
常用漢字
中学
部首:⼼
10画
々
3画
“恐”で始まる語句
恐
恐怖
恐懼
恐入
恐縮
恐慌
恐悦
恐喝
恐惶
恐多