“急忙(せは)” の例文
宗助(そうすけ)は微笑(びせう)しながら、急忙(せは)しい通(とほ)りを向側(むかふがは)へ渡(わた)つて、今度(こんど)は時計屋(とけいや)の店(みせ)を覗(のぞ)き込(こ)んだ。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
新(あた)らしく世帶(しよたい)を有(も)つて、新(あた)らしい仕事(しごと)を始(はじ)める人(ひと)に、あり勝(が)ちな急忙(せは)しなさと、自分達(じぶんたち)を包(つゝ)む大都(たいと)の空氣(くうき)の、日夜(にちや)劇(はげ)しく震盪(しんたう)する刺戟(しげき)とに驅(か)られて、何事(なにごと)をも凝(じつ)と考(かんが)へる閑(ひま)もなく
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)