“御子供衆”の読み方と例文
読み方割合
おこどもしゆう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このみせまがかどかげになつたところで、くろ山高帽やまたかばうかぶつた三十ぐらゐをとこ地面ぢめんうへ氣樂きらくさうに胡坐あぐらをかいて、えゝ御子供衆おこどもしゆう御慰おなぐさみとひながら、おほきな護謨風船ごむふうせんふくらましてゐる。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
山高帽やまたかばうをとこにぎやかなまちすみに、ひややかに胡坐あぐらをかいて、周圍まはり何事なにごとおこりつゝあるかをかんぜざるものゝごとくに、えゝ御子供衆おこどもしゆう御慰おなぐさみとつては、達磨だるまふくらましてゐる。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)