“御子左”の読み方と例文
読み方割合
みこひだり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし歌の家としてはやはり、俊成・定家・為家の御子左みこひだり三代が築いた流派にかなうものはなかったのである。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
みかどは寝殿しんでんはしにおしとねをおかれ、はしの東に、二条ノ道平、堀河ノ大納言、春宮とうぐうノ大夫公宗きんむね、侍従ノ中納言公明きんめい御子左みこひだりノ為定などたくさんな衣冠が居ながれていた。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
前にもいったように、歌壇全体としても、また御子左みこひだり系の人たちだけに限ってでも、当時の歌人はもっと種々な体をもっと数多く作っていたことは、前にも述べた通りである。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)