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御咎
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おとがめ
ふりがな文庫
“
御咎
(
おとがめ
)” の例文
固
(
かた
)
め種々に
思案
(
しあん
)
を
廻
(
めぐら
)
し
如何
(
いか
)
にも天一坊
怪敷
(
あやしき
)
振舞
(
ふるまひ
)
なれば是非とも再吟味せんものと思へど御重役方は取上られず此上は是非に及ばず
假令
(
たとへ
)
此身は
御咎
(
おとがめ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
いずれはかようの
御咎
(
おとがめ
)
もあろうかと
木場
(
きば
)
の
住居
(
すまい
)
お取壊に相ならぬ
中
(
うち
)
、弟子どもが皆それぞれに押隠しました家の宝、それをば取集め、あれなる船に積載せて参った次第で御座ります。
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
さしたる
御咎
(
おとがめ
)
もございませんで済みました。
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
願度依て推參致せりとの言葉の
端々
(
はし/″\
)
未
(
いまだ
)
十五歳の
若年者
(
じやくねんもの
)
には
怪敷
(
あやしく
)
思へども又名奉行大岡樣の御吟味に
間違
(
まちがひ
)
のあるべき樣なし
由無事
(
よしなきこと
)
を訴へ
其許迄
(
そのもとまで
)
御咎
(
おとがめ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
いや、拙者なぞもこの時節がらいつどのような
御咎
(
おとがめ
)
を
蒙
(
こうむ
)
る事やら
落人
(
おちうど
)
同様風の音にも耳を
欹
(
そばだ
)
てています。それやこれやでその後はついぞお尋ねもせなんだがこの間はまたとんだ御災難。
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
▼ もっと見る
申立たりとも
夜中
(
やちう
)
血刀を天水桶に洗ひしは何か謂れあり彦兵衞一件に
關係
(
くわんけい
)
無
(
なく
)
共
(
とも
)
兩人申上る言葉も
御咎
(
おとがめ
)
有
(
ある
)
まじ又勘太郎彌々馬喰町の人殺なれば彦三郎が
念願
(
ねんぐわん
)
も
成就
(
じやうじゆ
)
する故前後を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
漏
(
もら
)
したにより必ず厳しい
御咎
(
おとがめ
)
になるであろうとの
噂
(
うわさ
)
が
頗
(
すこぶ
)
る
喧
(
かしま
)
しいのであった。
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
咎
漢検1級
部首:⼝
8画
“御”で始まる語句
御
御馳走
御前
御意
御座
御簾
御尤
御覧
御免
御堂