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御佛
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みほとけ
ふりがな文庫
“
御佛
(
みほとけ
)” の例文
新字:
御仏
抱かれながら
仰向
(
あおむ
)
いて見たが、残念なことには部屋が暗いのと、額から垂れたゆたかな髪が輪郭を
覆
(
おゝ
)
い隠しているので、
厨子
(
ずし
)
の中にある
御佛
(
みほとけ
)
を拝むようで、心ゆくまで見きわめたことはなかった。
少将滋幹の母
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
哀
(
あは
)
れ
手向
(
てむけ
)
の
花
(
はな
)
一
枝
(
し
)
に千
年
(
ねん
)
のちぎり
萬年
(
まんねん
)
の
情
(
じやう
)
をつくして、
誰
(
た
)
れに
操
(
みさを
)
の
身
(
み
)
はひとり
住
(
ずみ
)
、あたら
美形
(
びけい
)
を
月花
(
つきはな
)
にそむけて、
世
(
よ
)
は
何時
(
いつ
)
ぞとも
知
(
し
)
らず
顏
(
がほ
)
に、
繰
(
く
)
るや
珠數
(
じゆず
)
の
緒
(
を
)
の
引
(
ひ
)
かれては
御佛
(
みほとけ
)
輪廻
(
りんゑ
)
にまよひぬべし
経つくゑ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
そこには
救世
(
ぐぜ
)
の
御佛
(
みほとけ
)
泣菫詩抄
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
佛
部首:⼈
7画
“御”で始まる語句
御
御馳走
御前
御意
御座
御簾
御尤
御覧
御免
御堂