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後退
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あとじ
ふりがな文庫
“
後退
(
あとじ
)” の例文
若衆一人に詰め寄せられて白縮緬組の十人の者は次第次第に
後退
(
あとじ
)
さり、既に駕籠から離れようとしたが、いい甲斐なしと思ったか、
颯
(
さっ
)
と一人が切り込んで来た。
紅白縮緬組
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
こなたを向きて
後退
(
あとじ
)
さる。
北村透谷詩集
(旧字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
屹度
(
きつと
)
車
(
くるま
)
今少
(
いますこ
)
しの
御辛防
(
ごしんばう
)
と
引
(
ひ
)
く
手
(
て
)
も
引
(
ひ
)
かるゝ
手
(
て
)
も
氷
(
こほ
)
りつくやうなり
嬉
(
うれ
)
しやと
近
(
ちか
)
づいて
見
(
み
)
ればさても
破
(
やぶ
)
れ
車
(
ぐるま
)
モシと
聲
(
こゑ
)
はかけしが
後退
(
あとじ
)
さりする
送
(
おく
)
りの
女中
(
ぢよちゆう
)
ソツとお
高
(
たか
)
の
袖引
(
そでひ
)
きてもう
少
(
すこ
)
し
參
(
まゐ
)
りませうあまりといへばと
跡
(
あと
)
は
小聲
(
こごゑ
)
なり
折
(
をり
)
しも
降
(
ふり
)
しきる
雪
(
ゆき
)
にお
高
(
たか
)
洋傘
(
かうもり
)
を
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
次第に
後退
(
あとじ
)
さる集五郎、いわゆる気勢に圧せられ、ともすると太刀先が上がろうとする。上がったが最後、「突き」が来る。そこで押し静め、押し静め、盛り返して一歩出た。
神秘昆虫館
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
土彦は
胡散
(
うさん
)
らしく
後退
(
あとじ
)
さった。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
▼ もっと見る
摺り足をして
後退
(
あとじ
)
さる。
神秘昆虫館
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
“後退”の解説
後退(こうたい、en: retrograde movement)は、現代戦術論において、現在の戦況の改善を目的とし、戦闘を中止して敵との交戦を回避しつつ前線に対して後方への機動、または敵から距離を置く戦術行動である。後退行動とも呼ばれる。
(出典:Wikipedia)
後
常用漢字
小2
部首:⼻
9画
退
常用漢字
小6
部首:⾡
9画
“後”で始まる語句
後
後生
後方
後悔
後姿
後家
後手
後日
後世
後裔