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後差
ふりがな文庫
“後差”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
あとざ
33.3%
うしろざ
33.3%
うしろざし
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あとざ
(逆引き)
宵惑いの大尼君は大きい
鼾
(
いびき
)
の声をたてていたし、その前のほうにも
後差
(
あとざ
)
しの形で二人の尼女房が寝ていて、それも主に劣るまいとするように
鼾
(
いびき
)
をかいていた。
源氏物語:55 手習
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
後差(あとざ)の例文をもっと
(1作品)
見る
うしろざ
(逆引き)
銭亀
(
ぜにがめ
)
ほどのわりがらこに結って、
小楊子
(
こようじ
)
の小々太い位なのではあるが、それこそ水の垂れそうな
鼈甲
(
べっこう
)
の
中差
(
なかざし
)
と、みみかきのついた
後差
(
うしろざ
)
しをさした。
旧聞日本橋:03 蕎麦屋の利久
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
後差(うしろざ)の例文をもっと
(1作品)
見る
うしろざし
(逆引き)
お菊は
甚
(
いた
)
く氣の毒に思ひ我故に
斯
(
かく
)
成行
(
なりゆき
)
給ふなれば何卒
見繼
(
みつぎ
)
度思へども親に
養
(
やしな
)
はるゝ此身なる
故
(
ゆゑ
)
何事も心に
任
(
まか
)
せず是は僅なれども私しが
手道具
(
てだうぐ
)
なれば大事なし
賣
(
うり
)
てなりとも
旅籠
(
はたご
)
の入用母御の藥の
代
(
しろ
)
に
爲給
(
したま
)
へと
鼈甲
(
べつかふ
)
の
櫛
(
くし
)
と
琴柱
(
ことぢ
)
に
花菱
(
はなびし
)
の
紋付
(
もんつき
)
たる
後差
(
うしろざし
)
二本是は
價
(
あたひ
)
に構はず
調
(
とゝの
)
へし品なりとて吉三郎に渡しければ大いに悦び
其芳志
(
そのこゝろざし
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
後差(うしろざし)の例文をもっと
(1作品)
見る
後
常用漢字
小2
部首:⼻
9画
差
常用漢字
小4
部首:⼯
10画
“後”で始まる語句
後
後生
後退
後方
後悔
後姿
後家
後手
後日
後世
“後差”のふりがなが多い著者
作者不詳
紫式部
長谷川時雨